2010年02月13日

コケモモなどにふくまれる成分

コケモモなどにふくまれる成分
メラニンの酵素のはたらきや生成を防げるようですね

アルブチンは、コケモモ、ウワウルシなどの植物にふくまれる成分で、ハイドロキノンとブドウ糖が結合したものです。
メラニン色素を合成する酵素のはたらきを抑制し、メラニン色素が生成されるのを防ぐため、美白成分としておおくの美白化粧品に配合されています。

特質としては、ハイドロキノンのような即効性やつよい美白作用はねがい 出来ませんが、肌への刺激が弱く、いさかいを起こす事がほとんどないという事です。
そのため、肌の弱い方も安心して使う事が出来ます。

アルブチンには、α−アルブチンとβ−アルブチンがあり、その構造とはたらきが若干異なってきます。
α−アルブチンは、コケモモなどにふくまれている成分です。
化粧品メーカーである資生堂の研究開発によって、同社の美白化粧品に使われてきましたが、2003年に特許が切れた事で、おおくの化粧品メーカーで使用されるようになりましたよね。
β−アルブチンは、ウワウルシと言われているツツジ科のハーブにふくまれている成分です。
こちらは江崎グリコにより開発され、特許を取得しています。
どっちも、メラニンを生成する酵素、チロシナーゼのはたらきを阻害しメラニンの生成を抑制しますが、その効果は、α−アルブチンのほうが10倍以上つよいと考えられています。
美白効果だけで判断するのでしたら、α−アルブチン配合の化粧品のほうが、低くない効果が得られるという事になります。
一般に「アルブチン」とだけ呼ばれる場合は、β−アルブチンをさす事場合が少なくないそうです。