2010年02月13日

肌の漂白剤1

肌の漂白剤1
酸化しやすく冷蔵保管でも1・2ヶ月しか様子を保てないようですね

ハイドロキノンは、「肌の漂白剤」ともよばれる、即効性のある美白成分です。
アメリカではFDA(米国食品医薬屋さん)が唯一認めている美白成分でもあり、欧米の美白化粧品には主にハイドロキノンが使用されています。
日本では1957年に化粧品への配合が禁止されて以来、医薬品として、シミの治療などに使用されてきました。
当時は、ハイドロキノンと似た効果があるとされていたハイドロキノンベンジルエーテルという薬品による、肌に白斑が出来るというゴタゴタが続出し、その時にハイドロキノンも併せて禁止薬品とされました。
その後、ハイドロキノンの作用や効果が解明され、ハイドロキノンベンジルエーテルとは異なるものだとわかり、2002年になってハイドロキノンの化粧品への配合が認められました。

ちなみに、美肌効果が低くない分だけ刺激も低くないとされ、化粧品へは濃度1〜2%程度での配合となっています。
医療現場では濃度5〜10%で使用している事からみても、化粧品の安全性の高さがうかがえますが、人によってはアレルギー反応を起こすケースもあると思いますので、高濃度のものを使うときは医師に相談される事を御勧めします。

酸化容易性質を所有していますので、保管には注意が必要です。
日の当たらない場所に置くなどのマネージメントをし、開封後はふたをしっかりと閉めて冷蔵庫で保管するようにしましょう。
ならびに、冷蔵庫保管でも状況を保てるのは1・2ヶ月と思われています。
使用期限をしっかり守る事もたいせつです。
酸化してしまったハイドロキノンを使った箇所に紫外線が当たると、そのうえシミを作ってしまう事がございます。