2010年02月13日

カミツレの葉から抽出

カミツレの葉から抽出
エンドセリンをブロックするのでメラニンの生成が抑制されメラノサイトの増殖も抑えれるようですね

カモミラETというのは、カミツレの葉から抽出される成分の事です。
カミツレはヨーロッパ産のキク科の草で、英語ではカモミールと呼ばれます。
化粧品メーカーの花王が、カミツレエキスを使って独特に開発したものが「カモミラET」で、その結果他社で使われる場合は「カミツレエキス」あるいは単に「カモミール」と表記されます。
日本では1999年に美白成分として医薬部外品の認定をうけ、美白化粧品に配合されはじめました。

おおくの美白成分は、メラニン色素を合成するチロシナーゼという酵素の活性化を抑えて、メラニン色素の生成を抑制させるというはたらきをしますが、このカモミラETは、それらの美白成分とは作用の仕方が異なってきます。
カモミラETは、表皮にあるメラノサイトという細胞に、メラニン色素を生成するように指令を出す「エンドセリン」という情報伝達物質をブロックします。
ブロックする事でメラニンの生成は抑制され、メラノサイトの増殖も抑えられます。
そのうえ、エンドセリンはシミのある部分におおく存在していますので、シミ自身体をうすくさせるという効果も希望出来ます。
これらの相乗効果のよって、カモミラETを使用した美白化粧品は、「浴びてしまった紫外線の記憶をなかった事にする」とさえ言われています。

頬に出来る、ふちのくっきりとした丸いシミの事を、医学的には「老人性色素斑」とか「日光色素斑」と呼んでいます。
カモミラETは、この老人性色素班に特に効果があると思われています。